大会長挨拶

 

 48回目の日本臨床心理劇学会は、長崎県において2023218日(土)より219日(日)にわたって対面形式で開催することといたしました。コロナ禍になって以降、アクション・メソッドをベースとする心理劇の実践や研究において、さまざまなバリアに直面する3年間であったと思います。しかし、こうしたコロナ禍においても、各領域における心理劇の「今ここ」での体験を大事にしながら心理劇の可能性を模索してこられたのではないでしょうか。本大会を通して心理劇に携わる全ての方と今一度『「今ここ」でできる心理劇の可能性』について考える機会となればとの思いから、本大会のテーマとして上げさせていただきました。

 上記の本大会テーマに基づいて、「これまでの各領域での取り組みと新たな展開」をテーマとした「シンポジウム」では、「医療・福祉・教育など」から話題提供をいただき、アクション・メソッドを活かした心理劇の可能性を模索することで、実践や研究の更なる発展に繋がる機会となることを目的に大会企画を用意いたしました。

なお、基本的に全日程を対面形式での開催といたしますが、長崎まで直接足を運べない方のために、ワークショップを含め一部オンラインでのご参加も用意しておりますので、多くの皆様のご参加をお持ちしております。皆様と直接お会いできるのを楽しみにしております。

 

日本臨床心理劇学会第48回長崎大会    

大会準備委員長 柳 智盛(長崎国際大学)